ブルーギルは陛下でしたかぁ!

2007年11月11日 23時46分 | カテゴリー: 川・みず・みどり

神田川の源である井の頭池。ここには外来種と呼ばれる、ブルーギルブラックバスカミツキガメなどが在来種を凌ぐ勢いで棲息しています。毎年夏になると、神田川ネットワークと武蔵野エコクラブと共催で、公園事務所に許可を取り外来種生態調査を行っています。釣っても釣ってもきりがなく、入れ食い状態でワンサカワンサカ釣れます。
昨年行った調査では、20名の釣り人が2時間で463匹のブルーギル、11匹のブラックバス、カミツキガメ3匹を釣り上げました。外来種は移動禁止されているため公園内に穴を掘って埋めます。同じ生き物なのに、なぜブルーギルたちを排除しなくてはならないのか。それは、生態系の維持のため。この井の頭池にいる在来種がブルーギルやブラックバスの餌食になっているのです。すると、池にやってくる鳥たちの種類も変わってきます。鳥が変わると草木も変わります。こうやって井の頭公園全体の生態が変わってくる、ということで、外来種を取り除く焼け石に水状態の活動をしています。
いつも話題になるのは「誰だ!ブルーギルを日本に持ち込んだのは?!」。今日、誰だかわかりました。
「皇太子時代に、アメリカから養殖のためにブルーギルを持ってきました。心が痛みます」とテレビから流れる声。「えっ?」と画面を見たら、申し訳なさそうにしていらっしゃる天皇陛下が映っていました。「なーんだァ、天皇陛下だったんだァ」・・・・ですみませんね。お心が痛んで・・・そうでしょうねぇ。そうおいしいものではないと聞いていますが、陛下は食用にとお思いになったとのこと。陛下、在来種を救うためにブルーギルを一所懸命釣り上げている人たちがたくさんいるのですよ。(半分楽しみで釣っている人もいますが)しかし、これから食糧難になっていくことが予想されるなか、先見の明(失礼!)なのかもしれません。大地震が予想されているわけでどのくらいの餓死者がでるか、国、都は恐ろしくて試算さえないのですから。
さあて、ブルーギルの駆除に走るか、このまま全国的な養殖状態にしておくか・・・・。
<写真>上:昨年の調査で。ブルーギルを釣り上げた少年。
下左:魚拓をとるために並べた魚たち。下右:魚拓完成!