食の安全=豚と競争でお米を食べる

2008年5月21日 00時58分 | カテゴリー: 市橋あや子は考える

自給率アップはお米を食べつくすところから

昨日、保坂公人さんと高村哲さんのバングラデシュでの活動をご紹介しました。1週間ほど前にバングラから帰った高村さんは、「片手に乗るほどの米の配給にうんざりするくらいの行列ができている。確実に食料が手に入らなくなってきている。日本も食糧危機も秒読みだ」とおっしゃっていました。自国の食料確保に精一杯で他国に食料を出せなくなっている、と。それと、「粟、ひえを主食としていた人々の畑に、他国の家畜の飼料のトウモロコシが植わっている。いいことではない」と。食料自給率アップは喫緊の課題です。<写真上>昨年のあんさんぶる祭り。生活クラブ生協のパネルの前で。今年は6月6,7日に「ハーモニーまつり」と名を変えて開催されます。

先日、保健所主催の「食」に関しての意見交換会がありました。消費者、事業者、行政の三者が意見交換をする会です。初めて参加しました。この日のテーマは「食の安全確保のためにやっていること、やりたいこと」。
安全なものを手に入れるには、生産現場と食卓が近い方がいい。そのためには自給率を上げねばならない。自給率を高めるにはどうしたらよいのでしょうか?
「お米はたくさん余っています。空にして再び作らせていくことです」と農政事務所の方がおっしゃっていました。
お米を食べること、米育ちの豚づくり、米粉を食材として使う、というお話でした。米育ち豚(私が加入している生活クラブ生協では山形県遊佐の米を酒田にある平田牧場の豚に食べさせて育てています)はもうすでに市場に出ています。
人と豚とヨーイドン!でお米を食べて今ある備蓄米を減らし、減反した田んぼを復活させることが、食の安全、他国への依存度を小さくする食糧政策、大きな視点では環境政策につながります。

日本は、今回のサイクロン被害を受けたミャンマーに備蓄米を76万トン送ることを決めました。このお米は国際的取り決めの中でアメリカから買ったお米なので、ミャンマーに送るにあたってアメリカの承諾を得た、と報道されていました。それでも150万トン余っているといいます。20年前、1年に一人120kg消費していたのに、現在は60kgです。1日330gから165グラムに減少しています。麺やパンが私たちの食卓に多く登場しているからですね。麺やパンに小麦粉の変わりに米粉を入れたり、米食給食を増やしたりすることも一つですね。子どもはご飯が大好きです。
私もたまにパンを食べますが、三食ご飯粒OKです。

この、食の定例意見交換会は他の自治体にないものです。大事にしていきたいと思いました。2ヶ月に1度開かれます。次回は7月18日。ご参加ください。そうそう、男性参加者が多いのには驚きました。