子どもは地域に育てられる

2008年5月26日 19時19分 | カテゴリー: こども 教育

西荻生まれの従兄たち、家族、そして仲間たち

昨日、従兄の還暦のお祝いを兼ねた従兄妹会が吉祥寺でありました。
豊島区椎名町生まれの私は、結婚してから杉並の住人になりましたが、私の従兄たちは西荻生まれの西荻育ち。桃三小、荻中出身です。当時、祖母に連れられよく西荻窪に遊びに行っていました。
<写真>ギター演奏をする塩野谷兄弟。一徳(左)←還暦、謙(右)

当時、国電と呼んでいた中央線は踏切で、従兄たちの家は南口でパン屋さんを営んでいました。
私が結婚して桃井4丁目角(上荻4丁目)に住んだころは、北口のバス通りで「スナックすずかけ」を営んでいました。ベビーカーを押してよくこの店に寄り、料理を教えてもらったものです。上の従兄は「マスター」と呼ばれていましたが、姿を見たことはほとんどなく、カウンター内にいるのはいつも伯母。何をやっていたんだか…、たぶんバンドを組んで音楽を楽しんでいたのでしょう。

伯母は「いいじゃないの。自分がやりたいことがあるってのは大事よ。うちの子がバンドの仲間と練習していて、うるさいって言う人いるけど、音が出るんだから音楽って言うんでしょ。応援してやってね、って言うことにしているの」と言っていました。
ひぇー!周りのうちはたまったもんじゃないだろうな、と。これってとても大事なことなんだ、ということがわかったのはずいぶん後になってからです。子どもの一番の味方は親。自分も中高生の親の立場になって「すごい人だなァ」と尊敬しました。簡単にできるものではありません。何年かして伯母が言っていました。「あの頃、うるさいって文句言ってたうちの子たちもエレキを弾いたりドラム叩いたりするようになったのよ。みんな通る道なのよ。いいじゃないの」

このおおらかさが、今の世の中に欠けているように思います。子どもは地域が育てる−まさしくそのとおりですね。
従兄たちの音楽仲間が集まって、演奏に次ぐ演奏・・。彼の家族もオーボエ、ギターの演奏家です。
人がまちを作り、まちが人を育む−そんなことを感じたひと時でした。