区内の裁判員候補者1780人。250人に1人が大当たり

2008年9月29日 22時51分 | カテゴリー: 市橋あや子は考える

裁判員制度、来年5月21日からスタートです

杉並生活者ネット主催で「裁判員制度」の学習会を開催しました。いつもの5倍の方の参加があり、関心の高さに主催者側もびっくり。いよいよ、来年5月21日からのスタートで、他人ごとではない、という状況になってきているのでしょうか。
<写真> 来年の都議選に向けて、地域の方々からご意見を頂き、また、東京ネットとして学習会、視察を重ねて東京政策をつくりました。9/27、政策発表集会で

数年前から、模擬裁判の様子が新聞やテレビで報道されていましたが、その時は、「運悪く当たってしまう人がいるのだろうな」という認識だったのが、ここにきて「宝くじは当たらないけど裁判員には当たってしまうかも」くらいにはなってきました。

この法律ができるまでの経過—
1999年、内閣に設置された司法制度改革審議会で審議が始まり、
2004年5月21日、「裁判員の参加による刑事裁判に関する法律」が成立。
同月28日、公布。
2008年4月18日、同法律の施行期日を定める政令が公布され、
2009年5月21日に裁判員制度がスタートする。。

選ばれた裁判員は、刑事事件(殺人罪、死刑・無期が決まった罪)の裁判に参加します。
「普通の市民が人を裁いていいの?」
これまで、裁判官、検事、弁護士だけで裁判が行われてきたところに、一般の人が参加する意味は大きいとのこと。←まあそうでしょう。
客観的なルール、透明なプロセス(取り調べ室の透明性)が求められている。←これもわかります。
80以上の国と地域で、市民が裁判に参加しているといいます。昨年、韓国も裁判員制度がはじまったとか。
日本でも1923年に陪審法が制定され、今もほこりをかぶって残っているそうです。

今もなお反対の声が聞こえるこの裁判員制度ですが、半年後にはスタートします。杉並区選管が抽出ソフトによりパソコンでくじびきし、区内の有権者のうちから1780人を無作為抽出します。11月末から12月上旬に、「裁判員候補に選ばれました」のお知らせがに届きます。250人に1人の割合で「あたり」が出ることになります。事件ごとに6名ずつ裁判員をくじで決めます。まずは、候補者名簿に名前が入るかどうかが運命の分かれ道!

国会議員、国の行政幹部職員、知事、立法関係者、法律専門家など一定の職業についている人は除外されます。また、70歳以上、妊娠中、介護中などの場合、断れます。
ということは250人に1人どころか、150〜180人に1人くらいの率で大当たりになるかもしれません。任期は判決が出るまで。今回はずれた人も候補者名簿は1年ごとつくり替えるので来年当たりが出るかもしれません。そういう制度です。

この制度、スタートすると同時に、裁判員に選ばれた人のための「心のケア」を整備することが必要と考えます。有罪を決めた時、量刑を決めた時など、心に重石を抱え続けることがないように手当てが必要です。24時間の電話相談、カウンセリングの導入が考えられているようですが、裁判員になった人の心の負担を取り除く手だてを怠りなく、と申し上げたい。