恥ずかしい!! 議員年金制度の安定確保の決議

2009年3月8日 00時43分 | カテゴリー: 市橋あや子は考える

なくそう!議員年金

私たち議員の手元に月2回「全国市議会旬報」が届きます。全国の議長会が市町村議員に向けて発行しているものです。
2月25日1716号の1面を見て目がテンになりました。
議員年金制度の安定確保へ決議」と。だれが決議をしたかというと、議員共済会代議員会です。地方議会議員年金制度に関する研究会報告では、
「議員年金財政悪化は市町村合併の大規模かつ急速な進展、行政改革による議員定数・報酬削減による収入減、受給者増による支出増」
を要因としています。

議員は毎月共済費として掛金を納めています。3期(12年以上)以上議員を務めると、65歳になった時に議員年金が支払われます。しかし、これも議員になった時期によって細かい規定があります。公的年金が25年以上掛けなければ受給資格が得られないのに、12年加入で資格OKだなんて。そのうえ、公的年金とのダブル受給もできるのです。議員年金は、掛けた分だけ支払われるのではなく、自治体の負担金が加わります。つまり、公費が加わるのです。年々公費が占める割合が高くなり、今や区議で47%にも及びます。平均年間受給額(07年度末)は区議で102万円。この半分に公費が入っているのです。

先日、他会派の議員と議員年金の話をする場面がありました。「私たちにだって老後の生活があるのだから議員年金は必要」という発言がありました。もちろん、老後の生活は誰にでもあります。が、議員だけに「特権」が認められていいわけがありません。一般市民は公的年金で暮らしているのです。議員は特別だ、なんて思っている人に議員なんてやってほしくない、と思いました。

議員年金は3年後の2012年には枯渇し、破綻が確実視されています。それに向けて、総務省は、①年金支給額を減らす②現職議員の共済費の掛け金を増やす③自治体の負担金を増やす、ことを検討中と言います。
③はとんでもないことです。だいたい、我が国の社会保障のあり方の見直しがされねばならないのに、議員年金の安定確保だなんてそれこそ空気が読めない決議です。この際、廃止する方向に向かうべきです。存続のための公費上乗せなんて、はずかしい!

生活者ネットワークでは、議員は最長3期で次の人に代わる「ローテーション」というルールがあります。議員を特権化せず、ローテーションすることで政治に参加する人の層を広げていきます。最近は2期でローテーションすることが多くなってきました。
地域の都合で3期務めた議員は、60歳になると支払われる議員年金を市民的に使う工夫をしています。(詳しいことは後日に)
<写真>3月1日に開かれたまち博で、神田川ネットワークの活動紹介をしました。