重茂(おもえ)をご存じですか?人の縁、わかめのご縁でまちづくり

2009年3月20日 00時30分 | カテゴリー: 川・みず・みどり

乙部弘隆さん(海洋物理学者)との出会い

先日、友人の大成恵さんの個展のオープニングパーティーに出かけたことを書きました。「ちょっとお話ししてみたい」と思った方がいらっしゃいましたので、お声をおかけしたところ・・・・。

乙部弘隆さん、海洋物理学がご専門の先生でいらっしゃいます。(私、結構、「物理学」「地学」にひかれるのです。化学はだめですね—からっきしだめ)
たまたま、副振動現象が九州地方に起きていて、増幅した波が陸地に押し寄せ、高波被害が出ているというニュースがずーっと気になっていたもので、「副振動」のことを説明していただきました。原因は、湾の固有振動に気象擾乱などで生じた波の周期が共鳴し増幅したためだそうです。う〜ん、難しい。複数の音叉(おんさ)を同時に鳴らしてしばらくすると、「ウワ〜ンワ〜ンワ〜ン」と音がうねるように強く聞こえます。これを「共鳴」と習いましたが、海の中でも波が「共鳴」する現象が起きることを知りました。おもしろーい!とばかり言っていられませんね。九州では浸水被害になったのですから。

また、これとは別に海には色々な波が存在しているというお話を聞きました。海の中はとても静かなもの、とばかり思っていたのですが、内部波といって、km単位でグググッと動く強い波が存在するといいます。フムフム・・・・面白い。結構好きなんです、こういうお話。地球上で陸地が3に対して海は7です。陸地の研究だってまだまだ研究し尽くされていないわけで、その2倍以上もある海の中のこと。わからないことがいっぱいで、だから面白く、魅かれるのでしょうか。

乙部さんのお話のなかに出てきたのが、重茂(おもえ)のこと。乙部さんは研究のために重茂の近く(大槌町)に赴任されていたとか。共通の話題は重茂のワカメでした。
岩手県のリアス式海岸で有名な三陸海岸。そこにある漁港で、私が加入している生活クラブ生協のワカメが重茂産です。ここのワカメは肉厚で大変美味。なぜか?それは、森は海の恋人、を合言葉に、漁師の人たちが森を大事にしています。そして、せっけん運動。この地域では合成洗剤は使いません。海が汚れるからです。だから、海の養分を存分に吸収したワカメが採れます。
それに比べ(比べてるところと違うかな?)、昨日の王子駅トイレ垂れ流し事件には怒りをおぼえます。←まだ怒っている(−−〆)

これまで、研究者としてお仕事をされてこられた乙部さん。「おにぎりと海」の紙芝居を作られたとか。おにぎりは海の恵みでできている、という内容だそうです。塩も、海苔も、しゃけも、お米もきれいでおいしいお水がなければつくれません。水は、海水が蒸発して雨となり、降った雨が山に蓄えられ地表に湧き出る。その水で育てたお米も海の幸(乙部さん、これであってますか?)。
乙部さんはこの紙芝居を地域の子どもたちに見せたい、とおっしゃっていました。今後、お仕事に区切りをつけたら、この紙芝居を携えて地域活動に向かいたいと。
私も、乙部さんの紙芝居が見てみたくなりました。

今後、多くの知恵者が地域にどんどん戻っていらっしゃいます。地域としても十分な受け皿の用意が必要ですね。