言語が消える!? 「うちな〜ぐち」「みゃ〜くふつ」

2009年4月18日 22時03分 | カテゴリー: 市橋あや子は考える

沖縄、宮古、国頭、八丈、奄美、八重山、与那国、アイヌ

全曲が、「うちな〜ぐち(沖縄ことば)」と「みゃ〜くふつ(宮古ことば)」で謳われるコンサートでした。
昨年末、沖縄に行きそびれてがっかりしていた時に、友人が「杉並公会堂で島唄のコンサートがあるよ」と教えてくれ、だれが出演者かなど考えもせずチケットを買い求め、この日を楽しみにしていました。年末にチケットを手に入れ、2か月間もチケットを飾って(しまい場所を忘れるので壁にピンで留めて)おきました。<写真>我が家の壁には、忘れてはいけないものをこのように壁に留めています。左:私の実現すべき政策 中・右:水の記事 下:これが島唄ロマン紀行ちらし

出演者は宮沢和史、よなは徹、下地勇。この3人の歌詞には、たまーに知っている言葉が出てきますが、「うちなーくち」と「みゃーくふつ」ですのでわかりません。でも、心地いいのです。
宮古出身の下地氏が「だんでぃがーたんでぃ」と言いました。ありがとう、の意味です。
宮古は「ん」で始まる言葉がたくさんあるので、しりとり遊びでは負けない、と。
んみゃーち(いらっしゃい)、んぬつ(いのち)、んぎィ(右)などなど。

世界で2,500言語が消滅の危機にあるとユネスコが発表した、と先日の新聞記事にありました。そのうち日本では8語が対象だとか。八丈、奄美、沖縄、宮古、八重山、与那国、国頭(くにかみ)、そしてアイヌの8つ。
話し手がいるか、いないかがバロメーター。アイヌ語は「極めて深刻」で、話し手が15人しかいないのだそうです。あとの7つが「危険」。 復活は難しい、と八丈町教育委員会の方は言っています。もう、データでしか残せないのでしょうか。考えてみるに、国語が標準語だけというのものおかしな話。しかし、今の公教育では方言を取り入れた国語教育は無理。市民レベルで、「八丈島ことば学校」や「うちなーぐち学校」みたいに「お国言葉」を伝える方法が合っているかもしれません。
また、彼らのように「うちなーぐち」「みゃーくふつ」で歌うことが大事で、案外残せるのかも、と思いました。歌で伝えていく。何とはなしに口ずさむ。日常的に耳にすることが、大事さ—。歌は、言語を伝えていくためにはとてもいい道具です。

このコンサートは2月28日に行われたものです。HPで報告する機会を逸していました。でも、どうしても書きたくておよそ2か月遅れの紹介でした。