座・高円寺の「座」の字は小柴博士書でした

2009年4月27日 10時00分 | カテゴリー: 市橋あや子は考える

座・高円寺開館記念祝典

高円寺会館があったところに、チョコレート色のパブリックシアター「座・高円寺」が完成し、開館記念祝典がありました。建物・・・シックです。
設計者は伊東豊雄さん。先日、NHKの番組「プロフェッショナル」で伊東さんのお仕事が紹介されていました。公共建築を多く手がけていらっしゃる方です。
この日は、会場の一般席に小柴博士、別役実さん、そして伊東豊雄さんが座っておられました。

「座」は人が地面に腰を下ろしていることを意味する漢字。この字を小柴博士が書き、人が集まり、座をつくり、新たな文化を創り出していくことをイメージしてデザイン化したのが「」です。

祝舞の「三番三」(さんばそう。大蔵流以外は三番叟と書き表すそうです)は狂言師の山本東次郎さんの舞いでした。三番三の舞を初めて目の前で見ました。五穀豊穣を寿ぐと言われているものだそうです。

ところで、能や狂言はどこで拍手をするのでしょうか。それとも拍手しないものなのでしょうか。 舞台に登場する時は、笛、大鼓、小鼓の方を先頭にして、しずしずしず・・・・と舞手は最後に現れます。ありゃ、拍手いつするのか?と思っていると舞が始まり、足拍子を力強くダンダン!と踏みながら力強く舞います。素晴らしい!と思ってもだれも手をたたきません。まだ拍手しちゃいけないのかな?と思っているうちに、しずしずしず・・・と去っていってしまい、あれ?拍手はいつするのか、しないのか。しかし、舞台にはだれも残っていないし、と思っているとぽつぽつぽつと称賛の拍手が。会場の皆さんも「困った」という状況でしたがこういうものなのでしょうか。

詩の朗読はねじめ正一さん。この日のために書き下ろしたという、野球大好き、長嶋さん大好き、のねじめ少年とある友だちとの毎日を綴った詩でした。50年前の高円寺の風景が浮かび上がる・・・そんなあたたかな詩でした。

区内には劇作家をはじめ、演劇関係の方が多くお住まいだとか。←区長挨拶
この「座・高円寺」が、そのような皆さん方の力が発揮できる、また私たち区民だれもがそういった文化・芸術に触れることができる「場」になることを期待します。
<写真>座・高円寺の前で同僚議員の小松久子さんと。手に持っている紙袋の中には記念品の「建築ノート」という建築の本、座・高円寺と刻印された携帯ストラップが入っていました