中溪宏一さんの師匠、ポール・コールマンさんに会いました

2009年4月30日 02時02分 | カテゴリー: 川・みず・みどり

その日、MR.コールマンはハチマキをしめていました。
そのハチマキには日の丸ではなく丸に「元」の字が書かれていました。なぜ「元」か。
元気の元は、気のもとであり、エネルギーのもとでもあり、そのあとが笑ってしまうのですが、岡山県にある米ぬか酵素風呂「元気酵素風呂」でもらった手拭いに書かれていたのが「元」だったというのです。そして、「元」の字は中国で5000年前にできた字で、天と地をつなぐもの、と中国を歩いた時に教わったとか。ただし、中国のお金の単位が「元」なので行きかう人が「お〜!」という反応を示し笑顔になった、と。そのハチマキを彼は「メッセージクロス」と呼んでいました。
<写真>中央は奥さまの菊池木乃実さん。作家でもいらっしゃいます

1990年〜92年、環境を守りたい、平和を守りたい、とカナダから当時、環境サミットの開催国になっていたメキシコをめざして歩き始めたと言います(環境と平和、生活者ネットの主要政策と一緒です)。当時、アメリカの経済状況も不安定でアメリカで知り合った人たちから「アメリカだって食べられないのだから貧しいメキシコになんか行かない方がいい」と言われた。行ってみると、メキシコは確かに金がない国ではあったが、心が豊かな国だった。
訪れたそのまちでは、市長が優先ではなく、市民がまちづくりの主体であること、市民の力を実感した。市民が木を植えたい、と願えば、その願いは叶う。そのまちで、市長がプレゼントしてくれた1本の木を、彼は初めて市民と一緒に植えたのです。車が行き交うロータリーの真ん中に。それから、Earth Walkerである彼の「木を植える人生」が始まったというものでした。

まあ、なんてシンプルな生き方をしているのか、と驚きます。さすが中溪宏一さんのお師匠さんです。この日は「宇宙の知恵」と題した講演会でした。50名以上の参加者で、会場は立ち見が出るほどでした。
話に出た市長と市民との関係。日本の例もあげていました。
日本では市長(首長)への道は遠かった、と言います。何のことか、と思ったら、市長に会いたいと思い役所を訪ねても、机だらけで「顔」がない。つまり、机がたくさんあり、職員は黙々とその前で仕事をしていて訪れた人を見ようとしない。声をかけてたずねてもだれも市長のところに案内してくれない、というのです。
そう言われてみると、区長・市長に会いたいとふらっと市民が訪ねて行って会える確率はどのくらいなのでしょうか。議会会期中であればともかくとして、いつも区長が区長室に在室であるとは限らず(私も何度か区長室を訪ねたことがありますが、お約束をしていないので会えません)、市民が首長に会うのは案外難しいのかもしれませんね。

今、中溪さんは住まいがある小樽を4月初旬に出発し、9月に行われる琉球400年のイベントが開催される沖縄に向けて、日本国中に木を植えながら歩いています。

そうそう、昨年春に中溪さんと植えた和泉緑地の「タブノキ」。その後の様子は、川・水関連の活動をしている方たちから報告をもらっていますが、久しぶりに見に行って来ようと思います。