神田川の流れの終着点はやっぱり臭かった!

2009年11月11日 11時52分 | カテゴリー: 川・みず・みどり

オリンピックの東京招致より、合流下水道の解決が先

「合流下水道のままで江戸前の魚が食えるか!」という発言があった善福寺川フォーラムでしたが、処理されない汚物が流れ着く隅田川と東京湾を船で見学するツアーに参加してきました。

浅草の吾妻橋からスタートしてすぐ、「ちょっと臭うかなー」と思いましたが、左右の景色に心奪われ、目を奪われ、鼻が利かなくなってしまいました反省(..)。
右岸には、神田川の最終地点「柳橋」、亀島川、左岸は江東区の内部河川(運河)の水門が立て続けに見られます。江東区は地盤が低いため、運河の水位の調整をするしくみの水門があります。また、隅田川と荒川(中川)の水位が違うので閘門をつくり、通行する船のために水位の高低調整をしています。

築地市場を右手に見ながら、例の2016年のオリンピックが開催された時に準備していたエリアを見ながら(しかし、オリンピックの開催地に選ばれなかったのですからこの土地はどうするのだろうか。高い建物を建ててもらいたくない)築地市場移転予定地の豊洲を回ります。今は使われなくなった貯木場跡。しかし、水底は有害化学物質の汚泥が堆積しているので簡単に処理できないで困っている、という話を聞いたことがあります。新木場にも貯木場がありますが、昔のように切り出した木材のまま運ばれてくることがなくなっている材木事情があるため、貯木場の役目は終わったと聞きます。このスペース、もちろん何かをつくる、埋め立てる、はないにしても、景観的にもよくありません。

見学も終わりに近づき、船着き場に向かうために隅田川を上り始めて改めて気がつきました。「くさい・・・」
杉並区は神田川の上流域にあり、そこに暮らす私たちの汚物が雨天時には隅田川まで流され、それが東京湾に堆積します。上流域に暮らす者として汚物を川に流したくない、と参加者はみな同じ感想を持ちました。
東京都がめざす「観光立国」は、この下水道問題の解決なくしてありえません。なのにまた、石原知事の2020年オリンピックの東京招致発言。今回の招致運動の総括をぜひ行っていただきたいし、都議会としてもすべきです!