「ミウラ折り」、都立永福学園の子どもたちはすごい!

2009年11月15日 12時36分 | カテゴリー: 福祉

「○○ができない」ではなく「○○ができる」という視点から始まる障がい者の就労

都立永福学園には、2007年にオープンした就業技術科(知的障がい)を持つ高等部と、今年4月に創設された肢体不自由児の小・中・高校とがあります。杉並ネット福祉部会・子ども部会共催で見学をしてきました。

この学校の特徴は、知的障がいを持つ子どもたちの就労に力を入れていることです。普通授業を受けながら職業訓練を行うカリキュラムが組まれています。就労率100%を目指しているとのことですが、実際、今の景気動向ではとても難しい、と校長先生が嘆いておられました。来年3月、初めての卒業生を出すわけですが、今現在決まっているのはおよそ半分。とても厳しい、と何度もおっしゃっていました。

私たちがお邪魔した喫茶室は、ロイヤルホストからドリンク機材や厨房の設置、接客ノウハウなど、全面的に協力をもらっているとのこと。いただいたコーヒー(私は牛乳をたっぷり入れないとコーヒーが飲めなのでカフェラテをいただきました)と甘さ控えめのココナッツケーキはとてもおいしかったです。コーヒーをテーブルに置く所作がとても優しく、丁寧で気持も和みます。「子どもたちの訓練ですのでどうぞ立ちよってお客になってください」と校長先生がおっしゃっていました。お客さんがいなければ練習にならないですものね。喫茶室が開いている時間帯を電話で確認しておいでくださいとのこと。神田川の川面を眺めながらお茶をいただく・・・いい時間を過ごせると思います。

パッケージ箱やパンフレット折りの作業をしている部屋がありました。とにかく目を見張ったのはミウラ折り。ひとつの動作でさっと開けるように折るのがミウラ折りです。初めてその名称を知りました。普通に折りを重ねて行くと紙の厚みによって少しずつずれが出てきてしまったという経験を皆さんお持ちだと思いますが、このミウラ折りは最初から少しずつずらして折っていくもので、最終的に折り終わると角と角が揃って折りたためているといったものです。それこそ手間がかかる作業ですが、生徒たちは丁寧に丁寧に根気強く折り込んで行きます。関心しました。

こういう仕事をとってくるのも先生の仕事だそうです。いま、景気が良くないので仕事をとるのも大変との説明に、こちらも大きくうなずいてしまいます。先生がたの「営業」の力に負うところが大です。

私は、このミウラ折りを考案した三浦公亮さんに興味をもちまして、HPを引っ張り出したら、チューハイの缶について考察していらっしゃいました。へ—ェ、おもしろい!経験的に、チューハイの缶はフニャフニャしていることを知っているし、缶を開けるとカ〜ン!と硬くなるのは感じていましたが、こういった理論のもとでなっているのかと感心してしまいました。確認のため、改めて今夜飲んでみましょう。
・・・・スミマセン、話がそれました。