8人目の名誉区民に同意はしたものの・・・(*_*)

2009年12月15日 00時36分 | カテゴリー: 議会、選挙、政策

草間彌生さんも区民だったの!?

湯河原にあカボチャ美術館。草間作品をこよなく愛するおじさまが案内してくださいます。もう、草間作品がいっぱいです
湯河原にあカボチャ美術館。草間作品をこよなく愛するおじさまが案内してくださいます。もう、草間作品がいっぱいです
今定例会の最終日に、杉並名誉区民を定める議案が区長から出されました。8人目の名誉区民は、先ごろ文化勲章を受章された歴史人口学の速水融(あきら)さん。速水さんの功績に異を唱えるものではありませんが、そもそも名誉区民って一体なに?

区内在住の小柴昌俊博士がノーベル物理学賞を受賞されたのは2002年10月。それを契機に、同年11月26日「杉並区名誉区民条例」が制定され、公布の数日後には小柴博士が名誉区民となることを議会が同意したのでした。

その後しばらく名誉区民は誕生しなかったのですが、昨年(2008年)に6名(邦楽家4名、文学者1名、作詞家1名)の量産体制。そして今回、議会は速水氏を名誉区民とすることに同意しました。だいたい、区民に名誉ある者とそうでもない者がいるという前提のもとに、名誉ある方に「名誉区民」の称号を贈りましょう、ということ自体に違和感を覚えるのです。基準は、「杉並区の発展その他公共の福祉の増進又は学術、技芸その他広く社会文化の興隆に貢献し、かつ、区民が郷土の誇りとして尊敬すると認められる者」(名誉区民条例第2条)というものですが、じゃあそれを「認める者」はだれ?実に偉そうだと思いませんか。

文化勲章というもの自体問題だとは思わないのか、という他の議員の質問に、区長は「役人優先、役所関係の団体優先というのが全く解せない」と同調する場面も。で、質問者が、「文化功労者の草間彌生氏をなぜ名誉区民にしないのか」と質問しました。(う〜む、いい質問だ)と、草間彌生氏の作品に岡本太郎氏と同じ匂いを感じ、うなる私ですが、(ン?草間さんって杉並区民なの?)とびっくり。その質問に区長は、「名誉区民審議会が決めるもので…私があーだこーだという余地のまったくないという状況です」。いやー、区長が審議会に「この方、どうですか?」と諮り、出席審議委員は全員一致の答申を出し、その後、区議会の同意を得て定める、と条例の手順どおりに動いているのではないのですか。ひょっとして区長は草間彌生氏をご存じないかな?それこそ文化功労者なのですから名誉区民でしょう。ゲージツはパンク(!!)だ、みたいな、でもすっごく緻密でもある。気になるアーティストです。

名誉区民条例ができる時に生活者ネットは賛成しましたが、名誉区民って一体なんなのだろうか、と思ってしまいました。