「総合設計制度」ってだれのためのもの?

2010年2月11日 23時32分 | カテゴリー: 市橋あや子は考える

西浅草(浅草ビューホテル裏)を歩く

総合設計制度の学習会に行ってきました。
この制度は、「敷地の少しを公共のために提供してくださいな。そのかわり、建物の高さをおまけしてあげましょうね」というご褒美制度です。(あ、これ私なりの解釈です)

場所は西浅草。浅草ビューホテルの西側に37階建て133.5メートルのマンション建設が始まっていました。反対しているのは地元商店会の方たち。お蕎麦屋さんだったり石屋さんだったり仏具屋さんだったり。しかし、傍の浅草ビューホテルだって100メートル。100メートルのホテルが良くて133メートルのマンションはダメ、なんて言えないのでは?そこで、ホテルの時は反対運動をしなかったのか訊いたところ、「ホテルか馬券売り場(だったかな?)かどちらかを選択しろ、ということだったので浅草寺さんも含め考えた結果、観光のお客さんが来ることを期待してホテルを選ぼう」ということで、ホテル建設をOKしたとのこと。しかし、今度の場合は違う。おかしな建て方をしているといいます。マンションの敷地に背中合わせで民家が立ち並んでいるのです。自分のうちの壁隣りがいきなりマンションになる、と。

そう、阿佐ヶ谷住宅の建替え計画も、道路づけや公園緑地など空地をとってくれたから一種低層住専地区10メートル4階しか建たないところだけど、地区計画を変更して20メートル6階でもOKにしてあげましょう、とルールを変更までして高さ緩和をしたのです。でも、阿佐ヶ谷住宅の場合は再開発の手法で行うということですが、似たり寄ったり。地域住民は大騒ぎ。計画なんて知らない。でも行政は「まちづくり基本方針に書いてございます」と言います。確かに書いてあります。でもことが起きているのはまちづくり基本方針ができちゃたあと。気がついたときには遅い。

ドバイタワー、東京スカイツリー…なぜ人は上へ上へと上っていきたがるのだろう。わからん。