「第2回水鳥の棲む水辺創出事業シンポジウム」は満席御礼

2010年2月24日 01時12分 | カテゴリー: 川・みず・みどり

この事業は区の基本構想に匹敵するものです

シンポジウムは満員御礼!
シンポジウムは満員御礼!
「水鳥が来る水辺」と聞いてどういうイメージを持ちますか。これは「えらいこっちゃ!」の事業です。その認識を区は持っているのでしょうか。水鳥の棲む水辺がある「杉並」を作るということは区の基本構想を触らなければなりません。

水鳥→餌になる生き物の存在→池や河川の水質の向上→水辺周辺の農地・緑地・木立の存在→水辺の周辺で人間はどう暮らすか→どういうまち「杉並」をつくるのか
壮大なビジョンづくりをせねばなりません。
緑被率をアップするためにも農地・緑地を残すだけでなく、増やすこともしなければならないし、雨水の貯留・浸透をもっと積極的に展開せねばなりません。エコ住宅、エコリフォームを支援するすることでもあります。車社会に終わりを告げる杉並区になる、自転車のまち、歩行者のまちに向かうことが必要です。

「この事業は、水鳥が来ればよい、カワセミがいればよい、ということではありません」と区の担当者は言いますが、であれば、水鳥の調査だけすればよいわけではありません。川にいる生き物調査を市民参加で、特に子どもの参加で行うことが必要です。よく「啓蒙・啓発」という言葉を使いますが、大がかりな講演会をするよりも、調査活動に参加する体験型の方が百聞は一見にしかず、で身につくと思います。

2月6日に行われた第2回シンポジウムは立ち見が出るくらいに大入り満員でした。延べ250名の参加だったそうです。関心がある人がなんと多いことか!
会場からの意見、質問に、「都立善福寺公園脇につくると都が言っている外郭環状道路があるが、せっかくの水鳥の住む水辺づくりにおいてこの道路計画はちゃんと環境の調査結果があってのことという区長の言葉を信じていいのか」というものありました。会場には外環のことを知らない人も多く、「そんな計画があるのか?」とザワザワしていました。また、「ぼくの夢は善福寺川、神田川の先の隅田川で泳ぐこと。きれいな水に期待する」というものも。

一昨年、台東区議の数人が、隅田川の水質調査をするので取水のため川に入る、と区に断って、水質調査(!)をしたのを思い出しました(写真下)。みなさん嬉しそうなこと!もちろん自己責任の下に行われています。区としても許可したわけでもないでしょうし。上流域の杉並に水鳥の棲む水辺ができれば、こうやって、隅田川で泳ぐのも夢ではないですね。でも、今は下水の問題があるのでお勧めしませんが。東京・生活者ネットワークでも「隅田川で泳ぐ」という政策を持っています。ひとつひとつの課題を粘り強く解決していけば実現する目標です。そうそう、東京湾の白魚を食べる、という政策もあったことを思い出しました(汗)最近は、江戸前の魚を食べるツアーが人気だそうですが、今の東京湾の海底はヘドロでいっぱい。今の段階でちょっとそれはパスしたいですが、心意気に拍手です。

さて、今回の会場はエレベーターがない産業商工会館3階ホールでした。車いすの方や高齢者の方は会場にたどりつくのが大変です。次回はバリアフリーの会場で開催していただきたい。また、子ども向けには「善福寺川子ども生き物調査」を提案したいと思います。(これを書くと、川底のヘドロは重金属でいっぱいだからとんでもない!というお叱りが飛んできますが、そういう方々も川に入れたらいいなーと思っていらっしゃることに違いないのです)

最近、区は「百年の計」「百年の景」と、減税も、生垣も、景観も、水辺も「百年」を打ち出しています。せめて、30年くらいにしていただきたいです。生きているうちに。