「女性」は災害弱者に入らない!?−防災②

2010年2月26日 10時03分 | カテゴリー: 安心・安全

ほとんど代理出席の防災会議。「代理出席は女性に限る」にしてほしい!

折りたたみ式トイレはマイトイレに最適。直径90センチ厚さ15センチ程度の円柱形で軽い。7000円程度。
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今、開かれている第一回定例区議会で一般質問したことは先日書きました。今回、災害弱者の視点で防災計画、震災救援所づくりについて質問を組み立てたのですが、私は「災害弱者」を、障がい者、高齢者、女性、と頭に置きながら区の担当者とヒアリングをしたのですが、どうも話がかみ合わない。
担当者が言いにくそうに、「あのー」と。「?」と私。
「市橋議員がおっしゃる「災害弱者」とは、どのような人たちを想定していらっしゃいます?」
「女性でしょ。高齢者でしょ。障がい者・・・」最後まで行きつかないうちに、
「女性は入りません」ときっぱり。
「えーッ!!!!女性は弱者じゃない?」
「はい」
「・・・・・・」

災害弱者とは、①高齢者②障がい者③妊産婦・子ども④その土地を知らない旅行者⑤日本語が理解できない外国人などを言うのであって、女性は災害弱者に入らないというのです。(「など」に入れてほしい!)だったら、もう「女性」担当者とヒアリングをしなければなりません。福祉部局だけでなく、男女共同参画担当者も。
「弱者」じゃない(!)女性もいるかもしれないけど、社会的に女性は「弱者」だと思う。まして災害時はしっかり「弱者」だ。だから役所の中にこそジェンダー教育が必要だと生活者ネットは言ってきているのです。

大震災の時に、家を失った人たちが救援所に集まって生活が始まった時、男たちは職場にかり出され、女性たちは後片付けに追われ職を失ったことは報道されませんでした。新潟中越地震で亡くなった多くが、耐震性が乏しい住居に暮らしていた1人暮らしの高齢女性世帯だったという報告もあります。女性特有の問題があるのにもかかわらずプライバシー保護がされない救援所がいやで車の中で生活していたため、エコノミー症候群で亡くなられた方が多くいたことは報道もされ、問題視されました。エコノミー症候群によって女性が圧倒的に多く、亡くなられたのです。そして性被害。

今期、同僚議員の小松久子さんが防災委員を務めています。一般質問の後の18日、地域防災計画の修正をする防災会議が開かれました。小松さんから、
「市ちゃんが言ってた、生理用品の置き場や授乳や着替えの間仕切りなど、災害時の女性への配慮が必要だと言ったら、即座に隣りにいた高齢の男性委員が「困るんだよなー。区民は何でもかんでも区にやれというが、生理用品なんてのは自分で用意しておくもんだ」と問題の何たるかが理解できない発言なのよね」
と報告がありました。

防災会議の委員31人の内、女性は、たまたま今回議員枠で入っている小松さんただ1人。あとの30人はみんな男性。そう言われた小松さんは「言い返すのをやめた」と。ただ、会長である区長が「昨日の一般質問にもあり、そういう問題があるということは認識しています」と発言があったそうです。防災会議の委員は35人以内となっているのだから、あと4名は女性を入れてもいいと思うので、昨日の災害対策特別委員会で質問しました。しかし、性別を限定して委員を条例で規定するのは難しいようです。であれば、ほとんどが代理出席であるのだから、「代理出席は女性に限る」くらい書いてほしい!