「生ごみ資源化90%」を韓国に学ぶ

2010年7月23日 14時35分 | カテゴリー: リユース・リデュース・リサイクル & 廃棄物

焼却ではないゴミ減量

「韓国のごみ事情」の講演会には、そね文子さんも一緒に参加しました
「韓国のごみ事情」の講演会には、そね文子さんも一緒に参加しました
韓国でなぜ生ごみの資源化90%が可能だったのか?
タイトルに惹かれて猛暑の中(しかし、暑い!)、西東京市の会場で行われた講演会に行ってきました。講師は、鄭智允さん(地方自治総合研究所 特別研究員)、政治(地方自治)の研究をされている韓国の女性です。

韓国では、1995年にごみの従量制(有料制)が始まり、2005年には、生ごみの直接埋立禁止法が施行された。行政としても焼却処理を進めていく予定だったが、焼却に反対する住民運動と「焼却施設の建設は壊したあとのことを考えるべき。簡単に手を出してはいけない」とする市民環境活動団体、そして中央政府の改善努力の結果、生ごみのリサイクルという副産物を生み出したとのこと。

戸建の家庭は有料ごみ袋(5L)、集合住宅は専用収集容器で出す。分別収集した生ごみは、半分は牧畜農場で飼料として利用され、残りの半分はたい肥化がされる。国の法律によって、生ごみの収集を徹底化できるシステムがある。それは、ルール(分別、減量)に従わないと罰金を科すというもの。1回目の忠告による罰金は1000〜1200円。2回目となるとその倍、3回目はまたその倍を支払うルールになっているそうです。

杉並区はどうか。
一人1日当たりのごみ量を2010年度は430gに目標設定しました。「昨年度(2009年度)のごみ量は554gでした。目標まであと124g!」と、ごみパックン32号で報告されています。
2017年度(7年後!)の目標数値は250g
ここでいう「ごみ」は、可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみを言いますが、これらの「ごみ」を減らそうという呼びかけです。杉並においては2008年4月から、ごみの分け方が変わり、「不燃ごみ」」つまり埋め立てごみが激減しました。一方で、「プラ」と書かれていないプラスチックが可燃ごみとなり、清掃工場で燃やすごみは増えました。当初と比べて、減量のスピードが遅くなっているとの報告が委員会でされています。

目標達成に向けて、考えられるものは「生ごみ」を「資源化」する方法。韓国のように、たい肥化・飼料化が考えられます。また、容器包装プラスチックだけではなくその他のプラスチック類も資源として回収し、再利用するシステムをつくらなければなりません。プラスチックを可燃ごみとして燃やすことが良いとは到底思えません。ごみの有料化という問題も見え隠れしていますが、有料化をする前にまだまだ「ごみ」は減らせます。