新宿区民による「財政白書」の完成間近!

2010年11月6日 01時20分 | カテゴリー: 市民参加のまちづくり

住民の目で区財政を分析する運動があちこちの自治体で起きている

先日終了した決算特別委員会の報告でも使った写真ですが、本当に分厚くなったことがわかります。
先日終了した決算特別委員会の報告でも使った写真ですが、本当に分厚くなったことがわかります。
2006年の夕張市の財政破綻をきっかけに、財政健全化法ができ、4つの指標(実質赤字比率、実質連結赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率)を公表することが義務付けられました。これによって、財政危機の早期発見、早期是正ができるとした法律です。
このことと同時に、市民が自分が暮らす自治体の財政を点検する活動が全国的に広がり、これまでに約30の自治体で市民による「財政白書」がつくられているそうです。(白書とは、実態及び現状を住民に知らせるための報告書です)

今回、23区で初めて新宿区民が財政白書づくりに取り組み、その完成が間近だという新聞記事がありました。新宿区ともなれば財政規模は大きく(歳入1,300億円)、取組んだ市民グループによれば、用語が難解で情報も入手しにくく分析するのも大変だったとのこと。

私が議員になって初めて臨んだ予算特別委員会で、「夕張市の財政破綻から、住民も無関心ではいられないということで、今後住民による「財政白書づくり」が増えてくるといわれている。その時、住民が見ても「わかりやすい」予算書や決算書をつくる必要がある。「わかりやすい」とは、中学生が見てわかりやすい、という意味だがいかがか」と質したところ、「わかりやすい予算書決算書を今後もつくってまいります」と答弁がありました。「今後も」の「も」が気に入りませんが(だって、わかりにくいから質問をしたのに)、確かに杉並区の予算書、決算書は以前と比べてわかりやすい記述になってきています。2007年のものと比べると、冊子の厚さは、倍になりました。以前は、1つの事業があちこちのページに書かれてあって、それぞれを足し算しなければその事業にかかる費用が出てきませんでしたが今は1つの事業の総額が一目でわかるようになっています。ま、分厚ければ良いってもんではありませんが。

新宿の市民グループは税理士や行政書士、コンサルタント、起業家、学生で構成されていると書かれていました。専門家でも「難解だった」というのですから、本当に「わかりにくい」決算書だったのでしょう、新宿区のは。
杉並区の決算書はわかりやすい方ではありますが、まだ「中学生でもわかる」ものになっていません。今後「も」、一層わかりやすいものになるように期待しています。