念願の「ミツバチの羽音と地球の回転」をやっと見ることができた!

2010年11月21日 01時03分 | カテゴリー: エネルギー

メディアは何を伝え、何を伝えないか?

鎌仲ひとみ監督と
鎌仲ひとみ監督と
電力は足りている…どこかで聞いたことがある。
そう、水は足りています。余っているくらい。でも八ツ場ダムはつくりますよ、計画をたてましたから。58年前に。
道路は足りています。車も減っていますので。でも外環つくりますよ。ええ、これも計画しましたから44年前に。
これらと一緒。
ただ、ダムや道路と違うのは、ひとたび事故が起きた場合、人間だけではなく地球上の動植物に及ぼす影響と汚染規模はとてつもなく大きいこと。

チェルノブイリ原発事故が起きたのは1986年。あれから24年が経ちますが、いまだイギリスの羊からは基準値以上の放射能物質セシウム137が検出されるとのこと。基準値以上の放射能物質が検出される草を羊が食べて育つわけです。そのため、屠殺する3か月前に他国の値の低い草を食べさせて数値を下げてから食肉にして市場に出す。それをメディアは伝えない。人々は知らないから、原発は安全操業さえすれば大丈夫、しっかりした安全管理をしていれば大丈夫と思ってしまう。操業するのは誰?管理をするのは誰?人間の仕事には「絶対に間違いはない」は存在しないはずです。

そして中国電力は船の上から呼びかけます。
「農業、漁業の一次産業でははやっていけない。皆さんが心配しているが、海が壊れるなんて絶対ない」
一次産業でやっていけない—余計なお世話じゃ。いつから島の将来を中電が口出しするようになったのじゃ?
田ノ浦湾を埋め立てる。そのために周囲の森の木を伐採している。森は海の恋人。森を壊してよい漁場が確保できるわけがないじゃろ。そのことを知っとるはずじゃがね。

原発は多くの冷却用の水を必要とします。だから海辺に建設されるのです。周囲の海水温よりも5度〜7度も高い水が排水されます。漁場の環境が変わらないわけがありません。1度上がったって、大騒ぎなんですから。なぜメディアはそれを伝えない?
映画の前日、NHKで深夜「祝島」をドキュメントで紹介していました。神舞、ねり塀のことを伝えていたけれど、原発ができるなんてちっとも報道していませんでした。

島の電気は自分たちでつくるから原発なんていらない。都会は都会で自分たちが使う電気をつくるべきだ。
まちのことはそこに住む人が決める、と同じように、その地域で電気をつくり住民はその電気を使う。これからは電力地方依存型を止め、電力自立自治体をつくるべきだと思いました。