正座ができない方のための立礼席(りゅうれいせき)がなぜ作れないのか

2010年11月30日 18時13分 | カテゴリー: 川・みず・みどり

都市公園に指定管理者制度を導入する議案が出されました

携帯カメラで撮ったからあまり美しくなーい
携帯カメラで撮ったからあまり美しくなーい
私が所属する都市環境委員会に、都市公園に指定管理者制度を導入する、つまり公園の樹木や施設の管理やイベントの開催を民間に委ねようとする議案が付託されました。具体的には、大田黒公園の管理を民間に任せようというもの。
大田黒公園を通りかかってもしばらくは立ち寄っていないこともあり、どうせならライトアップしている夜に行こうと出かけました。

ライトアップは職員提案により2003年秋から始まり今年で8回目。19時だというのに公園のなかは、会社帰りのお父さんと待ち合わせてきた子ども連れのご家族、若いカップル、友人と誘い合わせてきた高校生など(ひとりは私くらいだったかな)で100人くらいが園のなかにいたのではないでしょうか。係員に伺うと、土日は1000人以上の人がいらして押すな押すなで大変だったとのこと。12月5日までの期間、日没から20時までやっています。この機会にいかがですか。

公園内にお茶室があります。8畳のもちろん和室ですが、畳だけだと膝が痛くて正座ができない方はお茶席に加われません。もともと日本の伝統文化にはハンディがある人の参加が想定されていないため、茶道、武道などは身体障がい者への配慮がないのが現状です。限られた人しか利用できない状況です。茶室がある棟まではなんとか行けるので「立礼席(りゅうれいせき)」の設置を提案しましたがよい答弁は出ませんでした。「車いすの方などが使用できる他の施設もありますので…」と。
大田黒公園の日本庭園をよりおおぜいの方に見てほしいと言っている割には全然だめじゃないですか。日本庭園を愛でながら一服いただくのがよいのであって、お茶飲めばよいという話ではありません。

指定管理者制度を導入し、運営を民間に任せるとしても、請け負った事業者も収益をあげるイベントの企画立案が問われます。様々な企画を考えることができる条件整備も一方で必要だと思います。立礼席を加えたとしても寄贈者である故大田黒元雄さんだってきっと了解してくださると思うのですが。区として長テーブル1脚用意すれば済むことなのに、利用者の道を閉ざしているのは残念!(- -〆)近場でいえば五島美術館には立礼席があります。

委員会では指定管理者制度導入議案に黙って賛成しようと思っていたのですが、「他の施設に(車いす対応の茶席が)ありますので」という答弁が「市ちゃん地雷」を踏みました。
「そもそも公園の利用は限られた人だけにならないよう使いやすいものにしていく必要があるわけで、高齢者も車いすの方も日本庭園を愛でることができる公園整備が必要であることを申しあげ、議案には賛成します」と意見を述べました。