水道水の検査結果がでるまで8時間かかる?!

2011年3月26日 10時53分 | カテゴリー: 川・みず・みどり

正しい情報、信頼できる情報を市民は欲しがっている

庁舎前に都から届いたペットボトル水。保健センターで母子手帳を見せて受け取ります。
庁舎前に都から届いたペットボトル水。保健センターで母子手帳を見せて受け取ります。
「水道水から放射性物質が検出された。子どもが摂取してよい基準値を超えている。乳児には飲ませないように。でもミネラルウォーターがなければ、〈水道水を)飲んでよいです」のニュースに、え?飲んでいいの?悪いの?どっち?ニュースを聞いてそう思いました。ペットボトル水がなければ飲んでいい…、それって「水道水を飲んで良い」ということじゃないの?

3月24日、杉並区は都から届いたペットボトル水550ml×3本を乳児(2010年3月24日以降生まれ)のいるご家庭4000世帯に職員100人が自転車で配布しました。1日だけでは配りきれず翌日にもわたったとのこと。また、都が25日もペットボトル水の配送をきめたことで、区は5つの保健センターでペットボトル水を配布することにしました。ちょうど区役所にペットボトル水が運び込まれているところに居合わせました(写真上)。

昨日は日本小児科学会を含む3つの学会が「他に飲み水が確保できなければ乳児にも水道水を」と発表しています。脱水症状を起こす方が心配、と。
放射性物質が検出されましたが大丈夫、落ち着いて、ということでしょう。

アナウンサーは、「落ち着いて対処してください」とニュースを読み上げた後に言いますが、咀嚼しない生情報を出しておいてそれはないでしょう。生の情報をそのまま流すことでパニックも起きかねません。放送分野にも「ちゃんと伝えたもんね」という逃げの姿勢があるのでしょうか?報道のモラルが問われます。

都のHPでも水道水の情報を出していますが「これがなに?」というもので、読み込むには専門知識が必要です。そもそも、検査結果が出るまで8時間はかかるということ。気になる方は、水道水を毎日定時に汲み置いて、検査結果でOKがでたら使うようにすればよいということなのか。生活者にとってはそういう情報の方が必要です。

消費者グループ連絡会で保健所の方から東京都健康安全研究センター(新宿区)で構内の水道水(杉並区民が飲んでいる水道水に近い)の検査値を公表しているとの話があったそうです。その情報もさることながら、いまやインターネットで山ほどの情報が得られるようになり、入手した情報をどう読み込み判断するのかが問われています。情報社会に生きる私たちは、情報に振り回されないようにすることが大事だということをあらためて学びました。

とにかく地震直後から、あらゆる店舗からミネラルウォーターのボトルが消えています。
水、蛇口から出ていますよ。