文科省、「今年度は年間1ミリシーベルトを目指す」

2011年5月29日 01時20分 | カテゴリー: こども 教育

目指すって、なに?

校庭で元気に遊ぶ子どもたち。子どもの成長には外遊びが必要です。
校庭で元気に遊ぶ子どもたち。子どもの成長には外遊びが必要です。
5月27日文部科学大臣の会見で「今年度学校において児童生徒等が受ける線量について、当面年間1ミリシーベルト以下を目指すこととして、また校庭等の土壌に関して、児童生徒等の受ける線量を低減する取組みに対して、学校施設の災害復旧事業の枠組みで財政的支援を行うことといたしました」と発表がありました。

4月21日国が、福島県の校庭における放射線の暫定基準をこれまでの「年1ミリシーベルト」から「年20ミリシーベルト」にしたことから、福島県の保護者は5月23日に文科省を訪れ強く抗議し、「年20ミリシーベルト」の撤回を強く求めました。この27日の文科大臣の会見内容は、福島県の保護者の意向をくみ取る形となりました。しかし、わかりますか?「年1ミリシーベルトをめざす」の意味。発生させる側が言うのであれば「目指す」意味がわかりますが、暫定基準を定めるのに「1ミリシーベルト」を目指す。・・・・わからん。

そして会見の中で、「国の第一次補正予算で、県内の全幼稚園、保育所、小中高等学校、高等専修学校等に、携帯できる積算線量計が配布され、各学校等における年間積算線量の測定が可能になった」と報告されました。また、学校設置者の判断ですでに校庭の土の削り取り等を行い土壌の線量の低減が図られているところには国が財政負担をする、という発表に、「福島県の子どもたち、よかったね!」と思いました。

私たち会派は、国に「年20ミリシーベルトの撤回を求める意見書」を区議会として出したいと相談していたこともあり、この会見内容を歓迎して見ていました。

杉並区は、東京都健康安全研究センター(新宿区百人町)の地上約18メートル地点にあるモニタリングポストで測定した数値を使っていますが、果たして地上18メートルでの大気の測定値って子どもの暮らしに使える数値なのかなぁ。子どもはそんな高いところまでジャンプして空中を漂わないし。

しかし、こういう大臣の話ってどうしてこうわかりにくいのでしょう。
お示しをいたしておるところでございます。→提示しました。
必要であるということでございます。→必要です。
と言えば良いものを。何をやって、何をやらないのかが聞きたいわけで、結局記者とのやり取りでやっとわかる、つまり記者はどらえもんの「翻訳こんにゃく」なのかと。