[全区議対象視察]ヘドロかきからひと月後の石巻は魚の腐敗臭漂うまちになっていた−その②

2011年6月22日 17時28分 | カテゴリー: 安心・安全

さつまあげ屋さんのヘドロかきはひと段落。あとは水が出るのを待つだけに

鹿島御児神社からの景色は悲しいものがありました。魚の腐敗臭と瓦礫を掻く重機の音は画像からは伝わらないですね。
鹿島御児神社からの景色は悲しいものがありました。魚の腐敗臭と瓦礫を掻く重機の音は画像からは伝わらないですね。
南相馬市の次に伺ったのは石巻市。5月の連休に石巻と重茂にヘドロかきと瓦礫の撤去のボランティアに行った話をここに書きました。そのころと比べて瓦礫の撤去は進んでいましたが、相変わらず水、電気はだめな状況でした。停電で信号機が点かないので警官が交通整理をしている景色は変わらずです。

鹿島御児神社にある市内を一望できる見晴らし台からの風景は、ポツンポツンと残っている鉄筋コンクリートの建物のほかは平たんな地面と瓦礫の撤去作業をしている重機。重機だけが黙々と動いている、そんな風景でした。
ひと月前と大きく違っていたのは「におい」です。気温が上がってきているため電気が来ない冷凍倉庫内の魚の腐敗が進んでいました。高台にある神社に向けて浜風が吹きあがってきます。涙が出るくらいすごいにおい。このにおいのなかでこの地区の方たちが生活を、なかでもすぐわきにある石巻市立女子高校の学生たちが勉学に励んでいるかと思ったら、もうとても切なかったです。

車窓から私が5月に行った「高橋徳治商店」の三角屋根が見えました。社屋のヘドロかきと冷凍倉庫の原材料の運び出しは5月末でひとまず終了したようです。何と言っても水が出ないので社屋の脇を流れる旧北上川の水を運んでの洗いは終了し、あとは上水道がつながってからの作業になるとのこと。まだしばらくかかりそうです。
ただ、南相馬市と比べると復興に向けての息吹が苦しい中でも感じられる、そんな石巻でした。息の長い応援を私たちもしていきたいと思いました。

そんな被災地での生活が続くなか、東日本震災復興支援基本法が可決、成立しました。「大震災に一定の目途がついた段階で、若い世代の皆さんにいろいろな責任を引き継いでいただきたい」という菅首相の発言から、復興支援法の成立がその時なのか?2次補正予算が可決する目途がついた時なのか?といった「いつ辞めるのか」が報道の焦点になっています。

復興支援法はしっかり議論がされて可決されたのだろうか?菅首相を早く辞めさせたいという力が働き、さほど議論がされずに可決されたのであれば大問題です。