「まちづくり」ができるのはそのまちに住む人たち

2011年12月19日 12時50分 | カテゴリー: 川・みず・みどり

宮城県岩沼市復興会議議長・石川幹子さんのお話から

5月、石巻にて。
5月、石巻にて。
東日本大震災から9か月が過ぎ、多くの被災自治体は復興に向けた具体的なビジョンを持たないままの年越しです。
そのなかで、岩手県岩沼市は他自治体に先駆け「愛と希望の復興」という名の復興グランドデザインを策定しました。この計画づくりに尽力された岩沼市出身の石川幹子さん(東大教授、杉並区在住)からお話しを聞くチャンスがありました。

「復興計画は、国のプランもなければ県のプランもないのですからいくら待っていてもできません。だったらそこに住む人たちが自分たちで考えましょう、と。そのまちの復興を決めるのはそこに住む人たちなんですから。もともと沼だった土地を無視してまちをつくるからこうやって液状化して水が引かない。居久根(いぐね)という屋敷林があった家は、ほら見てください。津波の被害から守られましたよ。居久根は地域の文化ですのでこれは無くせない。そうでしょ」と講演で述べておられました。

大事なことは市民が決める。そのものズバリです。
私たちの住む杉並で万一のことが起きた場合、再びまちづくりに立ちあがることができるのだろうか。
まずは、自分が生き延びる。生き延びられたなら、他のだれかを助ける。助け合う。意見を出し合ってプランをつくる訓練をしておくことも大事です。そして合意形成力をつける。
そんなことを思いながら石川先生のお話を伺いました。

<おまけの話>
議会で「合意形成が大事だ」と発言すると、最大会派の議員から「会派の中で合意しろ、合意!」とヤジられます。確かにそうなのですが、会派内で議論を尽くした結果どうしても合意できないものも中にはあるのです。共同会派ですから。その場合は、どこが合意できないのかを明らかにするために意見を言うのですが、それが変だ、と言われます。「会派の中で多数決で決めろ。少数になった方は議決に参加せず議場から退席。それが議会っていうもんなんや」と。でもそれでは少数になった方の意見表明ができません。慣例が多い(「良い慣例」と「悪い慣例」がある)議会ですが、議会改革に向けてせっかく特別委員会ができたのですから少しずつ「悪い慣例」をなくしていけるとよいと思うのですが…。