なぜ沖縄の食材屋が八百屋みたいになっちゃったのか?

2012年2月15日 19時04分 | カテゴリー: たべもの

えのき茸、シメジ、ほうれん草、卵が並ぶ意味を考える

沖縄倉庫の店先。野菜でいっぱい。
沖縄倉庫の店先。野菜でいっぱい。
「まさか、うちがこんな商売をするとは思ってなかったよ。こんな野菜まで沖縄から運んできて店に置かなければならなくなったってぇことを政府や国会議員や東電に知ってほしいよ、まったく」

私が大好きなお店「沖縄倉庫」(阿佐ヶ谷パールセンター)のマスターが嘆きます。
このお店は、沖縄の食品や食材を売っているお店です。店の奥では食事ができます。
私は疲れてくるとこの「倉庫」に行って、沖縄ミュージックが流れるなかで、沖縄の情報誌を読み、沖縄野菜たっぷりのプレートランチ(デザート付きで600円)をいただきます。
夜は「無愛想酒場」になって沖縄メニューが並びます。夜は1回しか入ったことがありませんが、私が「ひとりでも入れる」数少ないお店のうちの1つで、とっても気に入ているお店です。(適度に放っておいてくれるところがいい)

このお店の店先には、ゴーヤ、島らっきょう、グァバ、島にんじん、ナーベラー(へちま)、丸オクラなど島野菜がちょこちょこっと並んでいたのですが、いまや八百屋さん状態(写真)。たまご、ほうれん草、小松菜、エノキ茸、シメジなど島野菜以外の野菜がドーンと増えました。小さい子どもがいるお家の人が買っていくそうです。「いくら放射線の数値が低いって発表されても、これまでの政府の対応で信頼なんてしてないから。安心できなくなっているんだから」「給食だってお弁当を持たせたいけど、うちの子だけだといじめに遭うかもしれないってみんな困っている」「2月いっぱいまではこっちにいるけど3月からは沖縄に引っ越すって言っている人多いよ」(←いいなぁ…あ、違うか)

そんなで、私のお気に入りの店はすっかり八百屋さんになっています。
まちなかがこういう状態に変化しているのを役所(国だけでなく都や区も)の人はわかっているのだろうか。議員も同じく、です。
「気にし過ぎなんだよー」という声を聞きますが、それを気にして悩んでいるご本人に言えますか?って言いたい。煽るわけではないですが、気にしない人なんていないと思いますよ。政治にかかわる活動をしている者として、まちの声、子育て中の人たちの声をもっと聞かなくちゃ。