(N)何かあったら(D)だれが(S)責任とるんだ!-「NDS症候群」

2013年3月19日 23時22分 | カテゴリー: 安心・安全, 市橋あや子は考える

「何かあったら責任は私がとります!」と交差点に立っている宮古島まもる君。あなたはえらい!

「そう、これよ!」
机をポンと叩いて「これ、これ」と叫んでいました。
それは「オルタナ」編集長森 摂氏からのメールニュースでした。(森編集長の許可をいただいてここに紹介します) 

グリーン経営者フォーラム「グリーン熊本」の立上げに参加した森さんは、こんな会話を耳にします。
何か新しいことをやろうとしても、「何かあったら誰が責任を取るんだ?」という一言で頓挫してしまう。 

いま日本の閉塞感を醸し出している悪い病気、これを「NDS症候群」と名付けてみた。すなわち「N=何かあったら D=誰が S=責任を取るんだ?」。
この一言で、多くのアイデア、ビジネスプラン、イノベーション、進取の気質、希望が闇に葬り去られたに違いない。 

自動お掃除機のルンバの原型は、日本メーカーが開発していたが、NDS症候群によって発売は見送られた。「誰もいない家で発火したらどう責任を取れば良いのか」との指摘が決め手だったそうだ。 (へぇ・・・・そうだったんだぁ!)←私の声 

i-pod の原案も、三洋電機の社員が開発して当時の経営陣に提案したが、却下されたそうだ。昨今の国産家電メーカーの不振も、こんなところに原因があるのかも知れない。 

NDS症候群は、「未来のリスク」を過剰に考えた結果、新しいビジネスやイノベーションに踏み出せない構図だ。本当のリスクは、「何もしない現状」にあると考えた方が良い。 
(以上、森氏のニュースから)

このニュースを読んで、「そうよ!」と思ったのは、住民が主体的に取り組む防災活動を後押しすべき、と地域防災計画で述べているにもかかわらず、市民が自ら避難訓練をしよう公園利用の申請をすると、「何かあったらみなさん、責任とれますか」と担当者は言い(これ脅しですよね)、一般ピープルは公園を借りられない現状にぶち当るのです。それは、「何かあったら担当者の自分が責任をとらされる。勘弁してくださいよぉ」と言っているに等しい。でも、町会だと貸し出す。町会だって任意団体だから自主グループの一般ピープルと同じなのになぜなんだ? 

まちづくりでご一緒している杉並区の元部長は「責任は自分がとるからやりましょう、と腹くくる人物がいない」と嘆く。
「責任とることが怖くて一般ピープルをやってられっかッ!」と一度言ってみたい。(だれに?)