南相馬市に植える常緑広葉樹の苗木3110本と対面しました

2013年9月25日 12時02分 | カテゴリー: 川・みず・みどり, 福祉

ポット苗をつくっています。この作業、結構はまってしまいます。

「障がい者の方たちが『いのちの森づくり』プロジェクトに取り組んでいる現場を見に行くけど、一緒に行かない?」―NPOエコメッセの仲間に誘われ、(障がい者が育てたどんぐりの苗床を見に行くらしい)と言うことだけは理解し、議会が休みの土曜日、平塚に行ってきました。 

着いたところは、社会福祉法人進和学園が事業として行っている「苗木づくり」の現場でした。知的障がいがある方の働く場で、種をまく→芽が出る→根分けをして1つずつポットに植え替える。これが一連の作業ですが、毎日毎日水やりをして「いのち」と向き合うことが障がい者に向いているとおっしゃっていました。  

そこでは横浜国大名誉教授の宮脇昭先生が提唱している「本物の森づくり」を目指し、植物用ポット苗の栽培・販売を行っていました。アラカシ、シロカシ、シイ、タブなどの常緑広葉樹が全体の苗の8割で、そのほかにはコベラ、マサキ、ヤブツバキ、ヤマザクラ、イロハモミジなど、基本は根が張る広葉樹です。どんぐりはその土地に落ちていたものを拾ってきて「種」として蒔くのだそうです。200粒まいて60%が発芽。そのうちの50%が苗として使えるものになるとか。

私たちもポット苗づくりを体験させていただきました。ポットの高さ1/3まで土を入れ、15センチほどになった実生の苗を植えていきます。結構、この作業、好きかも。家でやっているときは爪の間に土が入るのがとても嫌で、庭仕事はほとんどやりませんが、作業用手袋をして夢中で作業をしているとあっという間に時間が経ちます。障がい者だけでなく、誰にとっても土に触れるというのは精神衛生上よいですね。

二人の後ろの列が南相馬に行く苗たち。右は大嶽たかえ昭島市議(昭島・生活者ネットワーク)

赤い紐で括られた苗集団がありました。上には「東北いのちをまもる森の防潮堤用苗木」と書かれたプレートがありました。
「これは何ですか?」と聞くと、「南相馬の被災地に植える木です。海岸沿いに3110本植えます。いま出荷待ちをしています」。9月30日が植樹祭だとか。南相馬市と杉並区とは災害時援助協定を結んでいて、大震災以前から南相馬市の物産展や原っぱ公園での相馬野馬追行事などの交流を行ってきました。現在も放射能の問題があり南相馬に帰れず、杉並で暮らしている方たちがいらっしゃいます。

被災地支援が民間レベルで着々と行われていますが放射能除染は、・・・進んでいません。