日本ではブルーギルの駆除、フロリダ州ではブルーギルの復元―かいぼり3

2014年1月27日 02時57分 | カテゴリー: 川・みず・みどり

網に入ったブルーギルを確認。ブルーギルは体の厚みがありませんが、捕獲者は体に厚みあり。人間の厚みの方を増やしたい(泣)

池に入ることができるのは、事前に申し込みをした「おさかなレスキュー隊」と彼らをサポートしたり、魚の計測、来園者への説明を担当する「かいぼり隊」、そして、協力団体として名前を連ねている井の頭かんさつ会、神田川ネットワーク。作業は25日に2回(午前、午後)、26日は午前の1回、計3回行われました。「おさかなレスキュー隊」は各回50名を募集しましたがあっという間に満員御礼になりました。「かいぼり隊」は約60名。昨年11月~12月にかけて6回の講習を終えたの方たちが担いました。水抜きをした後の指導は「認定NPO法人 生態工房」。このNPOの若い人たちがかいぼりの「市民参加の運営」を担いました。それは素晴らしい人捌きで、丁寧でなおかつ的を得ている指示の出し方に、不満を言う人はいません。かいぼりも笑顔で行うことができました。

2日目のかいぼり隊による作業。

私が参加したのは25日の午前の部。とにかく網を入れればブルーギルがザクザク獲れる。佃煮(!)にしたいくらい。ブルーギルは、えら(ギル)の部分が青いからブルーギルというのだとか。キラキラ光り、体に厚みはありません(いいなぁ)。ブラックバスは水なしのバケツに、ヘラブナ、鯉などの在来種は水を張ったバケツに入れていきます。

堆積している枯葉と一緒にたも網ですくい上げてベニヤ板にあけると、ブルーギルは生きがいいのでピチピチ跳ねて仕分けしやすいのですが、小型の在来種は地味でじっとしているため、なかなか目に入りません。目が慣れてくると「モツゴ」「ヨシノボリ」「ヌマチチブ」も、ニョロっという感じで泥まみれの葉っぱの下にいるのがわかります。2~3センチ程度の大きさ。テナガエビもいました。

水鳥の棲む水辺創出事業シンポジウム。今年6回目。そろそろ具体的な施策を提示していただきたいです。

「ブルーギルだって同じ生き物なのに、井の頭池に生まれたばかりに・・・ねぇ」とかいぼり仲間と話をしていたその日の午後、今度は「水鳥の棲む水辺創出事業シンポジウム」に参加してきました。講師の土屋十圀(みつくに)先生が、
「フロリダ州キスミー川では、在来種のブルーギル復元計画を立てている」とおっしゃっているのを聞いて「えーッ!」と。できることなら井の頭池のブルーギルを持って行ってほしい、と思ったシンポジウムでした。

「かいぼり」は、水質改善と外来種駆除(逆に言えば、在来種保護)が目的です。神田川ネットワークとして出席している「井の頭池外来生物問題協議会」で在来種を保護することは合意が取れていますが、多摩川にある「おさかなポスト」を井の頭公園にも、と求める声には賛否が分かれています。生き物を売る商売が存在する一方で、処分場「おさかなポスト」を設置するというのはやっぱり変。飼ったら最後まで責任持つことですよね。