STAP細胞の「ある」「なし」だけを知りたい

2014年4月9日 20時16分 | カテゴリー: 市橋あや子は考える, 活動報告, 福祉

STAP細胞の「論文問題」で報道が過熱しています。論文の「コピー&ペースト」「データ画面の改ざん」など、疑念が集中。今日、理研の小保方研究ユニットリーダーが会見を行いました。

京大の山中伸弥教授の「ips細胞」より簡単にでき、人体へのリスクが少ないということで、このSTAP細胞が脚光を浴びました。難病で苦しんでいる人たちにとって、この細胞の出現は「希望を見いだせた」、そんな期待をもたらしたと思います。それを考えた時、論文が間違っていることを追及するのか、STAP細胞があることを実証していくのか、はたまたないことを実証するのか、似ているようですがスタンスからして大きく違うと思います。

私が知りたいのは、「STAP細胞」が「できる」のか「できない」のかだけ。彼女の論文を検証する使命を負った研究者が、「彼女の論文どおりにやって、できないことを証明したい」というようなことを言っていました。論文が正しい、正しくないかが取りざたされているなかでは、それは多分当然の発言かもしれませんが、でも、患者の皆さんは論文が正しくなくても「STAP細胞」が存在し、治療に光が見いだせればよいのです。小保方さんが所属する会社理研は、彼女の論文ではSTAP細胞はできないであろう、と言っている。同じ会社の同僚なんだから、STAP細胞が存在することをしっかり検証していきたい、というべきではないか。ないことを検証するのに汗を流してどうする!!(おこらない!)

研究は、難病に苦しむ人のためにあって欲しいと思います。「STAP細胞」でなくともよいのだと思います。難病の患者さんにとって、治癒に向かう手がかりになる医薬品や治療が見つかるのであれば。それを、待ち望んでいらっしゃるのですから。

STAP細胞が万一「ない」のであれば、「ある」としたことで難病に悩む患者の方たちに期待↗を持たせたあとに落胆↘させたことはとんでもないことです。