なぜ杉並区では「牛乳を飲みません」がこんなに難しいのか

2014年5月1日 10時24分 | カテゴリー: こども 教育, たべもの, リユース・リデュース・リサイクル & 廃棄物, 活動報告

「私は脱脂粉乳が好きでした」というと、「え~ッ!あの黄色い油が浮いているアレですよね、いやー、変ってるなー」と言われますが、ま、好きというより、苦にならない程度のことです。お代わりですか?残す人が多いのでお代わりをしていました。そして4年生(小学校)の時に、脱脂粉乳から牛乳給食に移行したのでした。 

3月に行われた予算特別委員会で、同僚議員のそね文子さんが、牛乳給食について質問をしました。そねさんには小学生のお子さんがいらっしゃるので保護者の方から声が届けられます。その中の1つに牛乳給食のことがありました。「アレルギーではないけれど子どもに牛乳を飲ませたくないという場合、診断書を出すと発注がストップされますが、診断書がないとストップされずその牛乳はもっと飲みたいお子さんがいればそちらに回され、いなければ廃棄処分なのです」

つまり、
1.お医者さんの診断書なし → 牛乳を発注する → 牛乳代が発生する → 牛乳は他の児童が飲む、あるいは廃棄

2.お医者さんの診断書あり → 牛乳を発注しない → 牛乳代は発生しない

しかし、「診断書」と言ったってアレルギーじゃないのだから「診断書」は変ですよね。医師は「アレルギーではありませんが、牛乳は飲みません」とか「アレルギーではありませんが、牛乳を飲まなくて大丈夫です」って書くのでしょうか?そしてその意味不明の診断書が欲しくて保護者は医者に行く・・・これって、学校と医師会が癒着している?そんなわけはないでしょうが、実際に教育現場で起きていることを考えるとそういうことになるのではないでしょうか?

飲まないと言っているの発注し、その牛乳を捨てる-これを教育現場は是とするのがおかしいです。「いや、もっと飲みたい子どもが飲んでますから」・・・ってそれは違います。栄養士はカロリー計算をして献立を作成しているのだから、多く飲む子どもは確実にカロリーオーバーでしょ、それじゃ。 

国立市の仲間に、アレルギーではないけど保護者の考えのもとで牛乳を飲ませたくない家庭はどうしてるの?と訊いたら、「牛乳を飲みませんという届けを出せば、発注もしないし、牛乳代も発生しない」と言います。 ふつうこのやり方だと思いますよ。

学校給食でアレルギー事故をおこさないための対応策が強化されているのは承知していますが、アレルギーではない子どもが「牛乳を飲まない」選択をすることが杉並区でこんなに困難であることが変です。そのうえ、この3月から「アレルギーではないけれど牛乳を飲まない」児童の給食の材料からも乳製品が抜かれることになったというのです。保護者はそこまでは望んでおらず、「牛乳だけ飲ませたくない」のです。これって「いじめ」に似ていませんか?

新潟県三条市教育委員会がこの
4月から「牛乳給食を止める」と発表しました。消費税が上がることがきっかけですが、ごはん給食に牛乳は合わないということも理由になっていました。
そういえば、お腹が大きかった時(「昔」です。「今」じゃなくて)、「お寿司とトマトジュース」しか体が受け付けなかったことがありました。周辺の人たちはそれを見ながら「オエーッ!」って思っていたようです。それを考えると「ごはんに牛乳」いいんじゃないですか?リゾットだってあるし、牛乳粥もある…。

で、なんでしたっけ? そう、牛乳を飲まない選択。牛乳給食費と本体の給食費は別会計なのですから、なおのこと牛乳を飲まない選択が簡単にできない理由がわかりません。