所沢市の「クーラー設置の賛否を問う住民投票」の結果を考える

2015年2月17日 16時39分 | カテゴリー: エネルギー, こども 教育, 人権と平和, 安心・安全, 市橋あや子は考える, 市民参加のまちづくり

手動扇風機-団扇(うちわ)

先日行われた所沢市の住民投票は、市立小中学校へのクーラー設置の賛否を問うものでした。結果は、賛成56,921票、反対30,047票(投票率31.54%)。これは、投票資格者総数の1/3に満たないため、所沢市住民投票条例の「“斟酌”しなければならない」には当てはまらないのですが、でもこれって「斟酌しなくてもいい」一方で「斟酌してもいい」わけです。どういう結論を出すのか興味があります。

しかし、この住民投票には4,000万円かかっていると聞きます。住民投票で決めるほどのテーマだったのだろうか、とも思います。そもそも、所沢市の上空では航空自衛隊入間基地の飛行機が飛び交い窓を開けようなら騒音で授業にならない現状があると聞いています。そんなの国家予算から「迷惑かけてごめんなさい予算」←こんなのあるのか? を引っ張ってきて設置すべきです。子どもに暑い環境での勉強を強いて大人げないと思います。街頭マイクを向けられた市民の声には「つけてあげてよ」というものから、「そんなクーラーより高齢者福祉にお金を回してほしい」というものまでありました。そういえば、亡くなった市橋の両親と実家の父の共通点は、高齢になると(なりすぎると?)暑さにはめっぽう強くなる、ということ。暑さの感度が鈍るのか、布団かぶって寝てたりとかしていました。これで熱中症になるってことですね。

で、なんでしたっけ?そう、クーラー設置。
杉並区でも区立小中学校にクーラーが入ったのは田中区長になってすぐです。以前から生活者ネットワークの子ども部会で、「学校へのクーラー設置をお願いします」という区民の皆さんからの声を受けて、クーラー設置の是非について議論してきました。子ども部会と環境部会は、「暑いからとすぐクーラーに頼るのではなく、暮らし方の工夫によって暑さをしのぐ環境に配慮した方法を教えるのが真の教育」という議論をクーラーが効いている部屋でやっていました。(ヘンなの!)

頑固にクーラーをつけなかった前区長の山田氏でしたが、田中氏に代わってすぐに全校へのクーラー設置の補正予算が出されました。私たち生活者ネットワークは、「各学校で、子どもたちと何℃になったらエアコンのスウィッチを入れる、というルールをつくって環境教育の一環としたエアコン作動をお願いする」という内容で設置に賛成しました。

こんな杉並区の経緯もあり、エアコン設置の是非は住民投票というより議会マターだと思うのですけどね。今後の市長の判断に注目したい。