善福寺川への雨水放流を減らす「雨水貯留槽」完成!―雨水をプール30杯分貯める

2015年2月19日 12時50分 | カテゴリー: 安心・安全, 川・みず・みどり, 活動報告

8,500tの雨水+汚水ライン

後ろの穴から雨水+汚水が手前に流れ込んでくる。来期、私がバトンを渡す準備をしている政策委員の奥田雅子さんと。

ダイレクトに雨水+汚水を落とすと床石がぼろぼろになるため、らせん状に落としていく。

待ちに待った武蔵野市(吉祥寺東町1丁目、法政一高同窓会館跡地)の8,500tの雨水貯留槽が完成。見学会に参加しました。土地取得費(12億円)を入れて50億円。半分は国からの補助金だそうです。市の予算(約600億)を考えたら25億円の支出は大きい。

今回完成した雨水貯留槽は学校のプール約30杯分の雨水を溜めることができます。初期雨水の一番汚れのひどい部分をこの槽に溜めることで善福寺川に流れ出ない、すなわち洪水回避策です。

雨天時、武蔵野市側の汚水交じりの雨水が善福寺川原寺分橋(荻窪中学校脇)下方にある吐け口から流出されてきました。雨が降る回数は年100回、そのうち時間降雨2㎜以上の雨が50回程度あり善福寺川に放流されてきました。この雨水貯留槽ができたことで25回に半減するとのこと。合流改善には期待できます。
近年のゲリラ豪雨は初期に強く降る傾向があり、善福寺川の上流域で洪水が起きる頻度が高くなっています。区に対して再三、「武蔵野市に雨水を善福寺川に入れないよう申し入れをすべき」と求めてきました。武蔵野市の市長が邑上(むらかみ)氏に代わり、杉並も田中区長に代わったことから、武蔵野市側で雨水貯留槽を設置する取組が進みました。ここは2012年4月に3年間の予定で始まりました1年遅れでやっと完成しました。その間、武蔵野市には雨水利活用条例も制定され、貯留・浸透策にガップリ四つで取組まれています。

残るは杉並区での貯留・浸透の取組です。区の来年度予算に「雨水貯留・浸透」が大きく入っています。個人宅の貯留は環境施策とする杉並区。地域で水を溜める「ダム構想」だと考えればれっきとした洪水防止策なんだけどなー。やっぱり、雨水浸透マスと貯留タンク背負って行商に出るしかないかー。