「殺されるかもしれない」とSOSを発信したのに救出できなかったのはなぜ?-川崎市の事件

2015年2月25日 11時14分 | カテゴリー: こども 教育, 安心・安全, 福祉

痛ましい事件が起きました。川崎市の中学生が何者かに多摩川の河川敷で殺害された事件。私は小学校2年生から中学卒業まで、今回の事件現場の近くに住んでいましたので、地域の風景が目に浮かんできます。

彼は周囲の人にSOSを発信していました。学校も彼の状況をつかんでいたのにもかかわらず、なぜ命を救えなかったのか。かわいそ過ぎます。
川崎には「かわさきチャイルドライン」という子どもが自分の気持ちを吐露できる電話があります。子どもにだって担任や大人に相談できないことがあるでしょう。友人が困っていることがわかったとしてもどうしてあげればよいのかわからない、そういう時のためにチャイルドラインはあるのです。杉並みにも「すぎなみいじめ電話レスキュー」「チャイルドラインすぎなみ」があり、子どもたちは学校から、「こういう電話があるよ。何かあったら相談できる電話だよ。絶対秘密は守ってもらえるし、あなた自身も守ってもらえるから安心してかけられるよ」と電話番号が書かれたカードをもらっています。川崎の学校では配られていたのだろうか。先生から説明があったのだろうか。命を救うしくみがあるのにいざという時に機能しなかったことが残念でなりません。

目に黒いあざができるくらいに殴られて、それでも困惑した表情を浮かべて微笑む彼の写真を見ました。学校は彼の交友関係者と情報交換をしていたとの報道に、情報交換ってなに?って思いました。学校はこの事件を自分たちだけで解決しようとしたのではないかという感想を持ちました。彼のSOS内容から、学校だけでの解決は無理、という判断をする人が必要でした。「殺されるかもしれない」と身の危険を発信している子どもを死なせないための検証が必要です。