大槌町の庁舎解体に待った!をかけた高校生たちー子どもだって市民!

2015年12月6日 12時16分 | カテゴリー: 活動報告

(仮称)みんなの夢水路づくりワークショップで、自分たちの思いを盛り込む作業に子どもたちも参加しています

東日本大震災で大きな被害を受けた大槌町。町長をはじめとして役場の職員の多くが亡くなりました。トップが亡くなると復興はさらに困難になる―以前、杉並区の主催で行われた防災シンポジウムで阪神淡路大震災の経験を持つまちづくり協議会の方のお話を伺ったことがあります。だから区長・市長などの首長にとどまらず、町会長・自治会長などの町のリーダーは「生き延びなければならない」というお話が私の防災を考える際の原点になっています。

ハード部分では新しい道や建物が建ち始めているようですが、住民の暮らしは置いてきぼり、という話はよく耳にします。大槌町も同じようです。今日、NHKのドキュメンタリー番組で、大槌町の人たちが「どういうまちにしたいか」というWSを行い、まちづくりの指針を作っていることを知りました。そういえば、「4日、大槌町の高校生たちが、津波で全壊した旧役場庁舎の解体方針の決定を延期してほしいという要望書を町長に手渡す」という記事を読みました。町長はその要望書を受け取ったあと、解体は延期しないとのコメントを出しています。思わず、「そりゃあないでしょー」と叫んでしまいました。これからの町は若い人たちの気持ちを大事にしてともにまちをつくることが大事!

彼らは県立大槌高校の生徒有志グループ「復興研究会」だそうです。この研究会は全校生徒(236人)のほぼ2人に1人が所属していて、町内被災現場の定点観測などを続けているといいます。まさしく「自分たちのまちは自分たちも参加してつくる」を実践している子どもたちです。彼らの要望の「根っこ」は何なのかを探り、それを聞きながら復興計画をつくっていってほしいなー。それは町長次第ですね。子どもだって市民です。参加しようとしているのですから、彼らを参加させない手はないでしょう。よその自治体のことですが気になります。がんばれ、高校生たち!

杉並区では区長が「子どもの夢をかなえたい。私も一緒に夢を見させていただいている」と。実際、(仮称)みんなの夢水路づくりに小学生も一緒に参加して、「どういう水路がいいかな?」と夢を広げていますよ。都市計画マスタープランの見直しの時にもぜひ子どもたちのまちへの思いを引き出してやって、プランに盛り込んでいただきたいですね。要は首長にやる気があるかどうかにかかっています。