初めて!会派を越えた女性議員の横須賀市視察—その①

横須賀市の景観条例

4月の区議会議員選挙で、杉並区議会(定数48名)は1/3(16人)が女性議員となりました。女性ならではの議員提案ができると良いのですが、簡単に「女性」をキーワードにひとくくりにできない現実があります。会派が違うということは、政治理念が違う、ジェンダー(歴史・社会的につくられた性差)に対する考え方が違う、のです。残念です。でも、あきらめずに探っていきたいと思います。
その様ななか、第2回定例区議会の最終日、「女性議員だけで視察に行きましょう」という呼びかけがありました。先ほども述べたように「女性」を切り口にしたテーマでは一致できないこともあり、さし障りのないところで、これから区としてもつくる予定の「景観条例」、議会としても議論をはじめている「議会改革」がテーマになりました。訪問先は横須賀市。(議場へ向かう通路の壁には歴代議長の写真がずらーっと並んでいまして、そのなかの1枚、小泉純一郎氏のお爺様の小泉又次郎氏の写真がありました)

色彩、眺望点を入れ込んだ横須賀市の景観条例。
7年前(2000年)から「色彩についての要綱」を運用してきていたが、市民の景観に対する意識の芽生えがでてきたところで、3年前(04年)に景観条例を制定したとのこと。
色彩基準を定め(避けてほしい色を明示している)、まちの景観を損なう色合いの建物の塗り替えに関しては市が工事費の1/3、上限200万円を補助するしくみをもっています。高層ビルも周りのビルと比べて、色がうるさかったりすると指導の対象になり、塗り替えることになります。市が立てている駐輪禁止看板、のぼり旗、掲示板、張り紙、フェンスなども撤収・塗り替えの対象になっていました。
もう1つ特筆するものとして、「眺望点」がありました。横須賀は海と丘陵のまちです。海や緑豊かな丘陵地などの眺めを、特に確保する必要がある場所は「眺望点」に指定します。眺望点からの眺めを保全する区域では、この基準による建物などの高さの制限があります。
都市計画法の高度緩和に対し、「眺望点」のルールが勝つというわけですね。杉並区でも阿佐ヶ谷住宅の建替えで高さの問題が浮上しています。住宅地域において、高さは悩ましい問題です。
最近、お隣の武蔵野市で楳図かずお邸の外壁紅白横縞騒動がおきていますが、景観条例というのは、「地域の人がお互いに心地よく生活していくうえでのルール」ですね。これは市民の協力がなくしてできないことですので、市民参加の条例づくりが必要だと思いました。因みに、横須賀市の条例は「行政がつくった」そうです。
そういえば、私の小学校時代の遠足は横須賀でした。鷹取山、戦艦三笠を見に行った記憶がよみがえってきました。
<写真上>横須賀海軍カレー本舗、物産店、観光案内所が入っている“YYポート横須賀”にて
<写真左下>猿島  <写真右下>中央公園からの眺め。向こうに見えるのが猿島。横須賀市民にとって猿島が見えるか見えないかは重大問題。2枚とも「よこすか写真館」より