なぜ花を折るのか!

子どもの育ちには草花を育てる機会が必要

悲しいメールが入りました。
区内の公園の花壇が無残に踏みつけられていたというもの。

その日の朝、まばらになっていた花壇の花を地域のひと3人がきれいに植え替えたばかりのもので、夕方通りかかったら、1/3位の花芽が無残に踏みつけられクシャクシャに潰れていた、というのです。
中学生か小学校の高学年ぐらいの、体の大きな少年達が4〜5人で、花壇の所で走り回り、花壇の縁石の上で遊び、白いプラスチックの柵を外したり、踏みつけて壊したりしていたとのこと。たまりかねて注意したら、彼らは人ごとのように突っ立って、「それはすいませんでした」というだけ。「柵を拾って直しなさい・」と言うと、悪びれた様子もなく白い柵を付けるポーズを見せた、といいます。

このところ各地で、何者かにチューリップが何千本と折られた、車に轢かれてぐちゃぐちゃにされたという事件が続出しています。花を荒らす人の心の中を開けて見てみたい。
でも、ちょっとコワイ。そんな心ってどんな色をしているのか。どんな形をしているのか。とてもさびしい気持ちになりました。

花を荒らした人は、花を育てたことがない人か。子ども時代に草花を育てる、生き物を育てる、小さい子どもに接する経験が必要という。
「エコスクール」で行われる壁面緑化、屋上緑化、校庭の芝生化。区では芝生のメンテナンスを業者に委託していますが、自分の学校のそれも自分たちが遊ぶ庭です。自分たちで世話することがあってもいいのでは?目の前に材料はあるのですから機会をつくるだけでいいのです。それも大事な教育だと思うのですが。