阿佐谷聖ペテロ教会で聴く「慟哭−広島、あい−」

慟哭−広島、あい− のパンフ
慟哭−広島、あい− のパンフ
教会に足を踏み入れたのは小学3年生のとき以来でしょうか。友人に誘われて日曜学校に数回通ったことがありました。牧師さんのとてもよく響く声を聞き(何を言っているのか理解できないが崇高なお話しということはわかる)、オルガンの伴奏で賛美歌を歌う(歌詞の意味が理解できないが荘厳さはわかる)のになじめず、その後日曜学校に足を運ぶことはありませんでした。旅行客として長崎や島原の教会を訪ねることはありましたが、今回は小学生のとき以来の「教会」でした。

聖ペテロ教会(先日、フェンスに木が噛みついていた教会です)に通っている調布・生活者ネットの八木昭子さん(元市議会議員)に「慟哭の朗読があるから是非いらして」と誘われ、なぜか「行ってみよう」という気持ちになって参加しました。
薬包紙に書き溜めた生き残った母の切ない愛と平和の祈り「慟哭」−とパンフレットには書かれてある公演です。気持ちを引き締めて教会のドアを開けました。

教会の椅子(横長のベンチ)に腰掛けたお客様が20名ほど集まっていらっしゃいました。私もそーっと静かに腰掛けて公演の開始を待つ時間のなんと静寂なこと。自分の耳鳴りが他の人に聞こえてしまうくらいの(なんちゅう例え!)静けさ。
まず、工藤直子さんの詩「あいたくて」から朗読が始まりました。朗読は松川真澄さん、5弦ウッドベースの水野俊介さん、ピアノは室坂京子さん。松川さんの声がとても温かく素敵でうっとり。2つ目の詩は、あまんきみこ作「ちいちゃんのかげおくり」。戦地にお父さんを送る前日の家族のささやかな幸せな様子からお話は始まり、やがて悲しい結末が。
いよいよ、「慟哭」の朗読が始まりました。それまで緊張していたせいか、松川さんの声がとても心地よく・・・・・神様に見守られながらZ Z Z Z Z Z Z←これなんでしょうか?

Z Z Z Z・・・から目を開けると、最後の詩、柳原タケ作「天国のあなたへ」が始まっていました。これは二ツ井町が募集した第1回恋文コンクールの大賞作品です。もうお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、慟哭の全編Z Z Z Z Z Zだったのでした。m(_ _)m
申し訳なくて懺悔の気持ちで「慟哭」のCDを買い求めました。
「慟哭」を家に帰って聴いたところ、やはり同じ所でZ Z Z Z Z Z Z…ダメだこりゃ。お許しください。
平和であることを感謝した時間でした。
(そういえば、子どもたちが小さかった頃よーく兄妹げんかをやっていました。寄ると触るとケンカしているのを見て「あなたたちみたいにケンカばかりしているから戦争がなくならないのよ!」と叫ぶとケンカは収まりました。子どもたちはその意味がわかったのだろうか)