乗船すると、船長さんと20代の沖縄顔の若者が案内をしてくれました。
「奥武島には、海洋深層水をつかったバーデハウス、ウミガメ館がありますよ。オーハ島は市橋容疑者が隠れていたところです」
「え〜ッ!?こんなところで市橋の名前を聞くとは思わなかった〜!!私も市橋っていうんだけど親戚ではありません」
「珍しいお名前ですよね〜」と。
いやはや。珍しい名前の人は事件を起こしてはいけないですね。同姓さんが目立ってしまって。佐藤、田中、鈴木、山田…なら大勢いるから目立たない。(ん?事件起こせと言っているわけではありません)思わぬところで自分と同じ名字を聞くっていうのは変な感じ。
この若者、うちなんちゅー(沖縄県人)と思いきや、なんと!「震災前の12月に南相馬市から久米島に働きに来て、ちょうど1年です。だから震災には遭遇しませんでした。家族が南相馬にいますが無事でした」と。よかった!
何の仕事をしているのか聞くと、季節によって船のガイドをしたり、サトウキビの収穫の手伝いをしたり、と。
そう言えば、宮崎で農業を学んでいた姪っ子は、沖縄のゲストハウスで働きながら何かを学ぶ、と正月に出会った時言っていました。(アレ?何を学ぶんだっけ?鍼灸?)国際通りは若い人が大勢働いています。若い人も熟年パワーも一緒になって働いています。
いいなー、沖縄で暮らすのって。私の夢です。
震災後、沖縄には被災地から移住してくる人が増えたと聞きます。沖縄に原発はありませんが米軍基地は数多くあり、沖縄も国のために引き受けたくないものを背負わされている構図は同じです。